辛い思いをしたかいがあった…!?ワクチン2回目接種で”発熱”した方が抗体の量が多いと判明

ワクチンの3回目接種が現在進んでいますが、皆さんは2回目接種後の体調はいかがでしたか?
2回目接種後に発熱した方は1回目よりも多い傾向にありますが、様々なメディアで発熱と抗体について取り上げられていました。

私も40度の熱が2日間程度続きましたが、知っている範囲では熱を出しても抗体量は発熱していない人と変わらないという認識でした。
しかし、九州大学がファイザー社製ワクチンの2回目接種後の副反応と抗体量の関係について335名を対象として調査したところその認識が異なることが分かりました。

調査の結果、発熱があった人ほど体内にたくさんの抗体が存在していることを発見したのです。
特に38度以上の発熱を起こした人は、そうでない人に比べ1.8倍の抗体量が確認できたようです。
抗体量の多さは免疫力と関係しているので、抗体の量が多い人ほどコロナウイルスに感染しにくいということになります。
さらに、発熱時に服用した解熱剤は抗体量に影響を与えないことも同時に分かりました。
解熱剤を飲むと意味がなくなるのでは…と不安に思っている方、3回目接種後に発熱した際は気にせず解熱剤を使用しましょう。

これら結果から、「やっぱり、発熱したということはワクチンが効いているんだ」と思う人もいますが、それは早合点と言えます。
研究チームによると、発熱しなかった人の抗体量は発熱した人に比べて、確かに低いものの感染症状を抑えるのには十分な量であると述べています。
今回は、ファイザー社製のワクチンということでしたが、モデルナ社製でも同様の結果となるのか気になるところです。
依然として油断できない状況ではありますが、3回目の接種あるいは2回目の接種を控えている方の参考になれば幸いです。

最新情報をチェックしよう!