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野尻真里先生が教える!歯茎の健康を守るポイントと注意点!

  • 2023年5月20日
  • 2023年5月20日
  • sns, 歯科

あなたは自分の口の中の状態について、どのくらいご存じですか?
虫歯など「歯」の状態についてはある程度分かっていても、「歯茎」については特に気にしたことがない、という人も多いのではないでしょうか。
しかし実は、歯茎の炎症は昨今注目されている「歯周病」にもつながる危険な症状なのです。

今回は歯茎の炎症について、野尻真里先生にお話を伺いました!

野尻先生 歯科医 アイコン

野尻真里先生

歯科医師
予防歯科を中心とした医療情報を発信する。
歯科医療に関するアプリ・製品等の監修も行う。
美容関連の情報発信やモデル等、活躍の場は多岐に渡る。

―――歯茎の炎症は、主にどのようなことが原因で起きるのでしょうか?

野尻先生:

歯茎の炎症は、毎日の磨き残しが原因で細菌が繁殖し、炎症を引き起こします。

細菌の塊は歯垢(プラーク)と言われ歯ブラシで落とせるのですが、それが石になった歯石になると自分の歯磨きではとれなくなります。

歯石がある状態ではより歯茎の炎症が起きやすいです。

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―――日々の歯磨きが、炎症にも大きく影響してくるということですね…!歯茎の炎症を改善する方法として、先生のオススメをぜひお教えいただけますと幸いです!  

野尻先生:

炎症していると歯茎の見た目は腫れぼったくなり赤みを帯びます。

また、歯磨きをした際に出血するのも炎症しているためです。また、程度によっては噛むと痛い、むず痒い感じが症状に出ることもあります。

一番は歯科医院へ行き、自分の炎症の程度や歯磨き残しがどこにあるのか見てもらうこと、炎症が著しい場合には、歯茎の消毒を行ってもらうのが良いです。

しかしどうしてもすぐには歯医者さんに行けない場合は、しっかりと歯間清掃器具も使って歯磨きを行い、クロルヘキシジンという殺菌作用の入ったコンクールのような嗽薬でお口の洗口を行ってもらうと良いかもしれません。

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―――具体的な炎症への対策をお教えいただき、ありがとうございました!
先生は「予防歯科」をテーマにアプリの開発等取り組まれていますが、ご活動の際にはどんなことを意識されていらっしゃいますか?

野尻先生:

私は、他国と比較して”歯を守ろうとする”意識の低い日本に少しでも歯科の知識を広め、その意識を変えられる人になりたいと思っています。

私の記事を読んだ方の歯の知識が増え、歯医者に行ってみようかなと思い、その日の歯磨きが丁寧になる。

そんな人が増えることをいつも願っています。

この”DentalDiary”というアプリはご自身のお口の中の記録アプリなのですが、自分の歯はいつどこにどんな治療がしてあって、どこが経過観察している歯なのか正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。

予防歯科はまずは自分のお口の中をしっかりと把握することから始まります。

自分のお口の中を歯医者さん任せにするのではなく、自分の臓器としてしっかり管理していってほしいなと思っています。

野尻先生監修のアプリ「DentalDiary」は左記リンクから!

スマホ アプリ 医療

―――野尻先生、本当にありがとうございました!

虫歯がある人は勿論のこと、虫歯が無くても今回紹介いただいたような症状があれば、ぜひ一度診察を受けてみましょう。
また、口の健康を守るのは他でもない自分自身。歯について学び、自分の口の状態を把握することの重要性を、先生はお教えくださいました。
ぜひ医師のアドバイスを受け、日々のオーラルケアに取り入れていきましょう。

野尻先生は Twitterの他、Instagram等でも情報を発信されています。
ぜひチェックください!

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