ブタの心臓をヒトに移植成功!?

アメリカのメリーランド大学は、遺伝子操作したブタの心臓の移植に世界で初めて成功したと発表した。

手術を受けたのは57歳男性で、人間の心臓移植ができない容体となっていたため、本人の意思により今回の選択がなされた。

尚、術後男性の容体は安定しており、自発呼吸も見られたとのことだ。

移植に使われたブタの心臓は、再生医療の実用化に取り組むアメリカの企業が作ったものだ。
10か所の遺伝子を操作し、拒絶反応が起こりにくいようになっている。

同じような例としては、アラバマ大学により遺伝子組み換えを行ったブタの腎臓を脳死状態の男性に移植する実験が行われた。

アメリカでは年間10万人以上が臓器提供を待っている状態であり、臓器提供を受けられぬままなくなるケースも多い。
動物の遺伝子を操作し、人間に移植できる臓器を作り出す研究は、将来的に移植用臓器の確保につながる技術として期待されている。

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