気象の変化によってなんらかの症状が出ることを「気象病」と呼ぶ。
中でも痛みや気分の落ち込みなどに関するものは「天気痛」と言われる。
具体的な症状としては
雨が降る日やその数日前から、
頭痛、めまい、肩こり、首・腰の痛み、気分の落ち込み、神経痛、眠気などが現れる。(個人差あり)
これらの天気痛は、何によって引き起こされるのだろうか。
天気痛が起こる要因
耳の奥には気圧を感じ取るセンサーがある。
これが気圧の変化を感知する際に過剰反応し、それによる自律神経の乱れが原因であるとされている。
そのため、気圧がぐっと低くなる雨の日に不調を感じやすくなるのだ。
天気痛になりやすい人は、他の人よりもこの気圧の変化や日常的なストレスに左右されやすい状態だと言える。
対策としては、次の2点が挙げられる。
【1】持病やもともとの不調の改善
天気痛では、もともとの持病が悪化するパターンも多い。
医師と相談し、予防薬を変えてみたり、積極的に治療を行うことが有効だ。
【2】自律神経を整える。
自律神経を整えるには、次のようなアクションがおすすめとされている。
・ 朝はカーテンを開け、太陽の光を浴びる
・ 朝食を摂る(毎日が望ましい)
・ 昼間に運動をする(ジョギング・ウォーキング・ストレッチなど)
・ 湯船につかっての入浴をする(ぬるま湯が理想的)
・ 起きる時間・寝る時間をなるべく毎日同じにする。