抑うつ状態になったとき、気持ちが不安定になったとき、
あなたは何を食べているだろうか。
実は、そんなときに一番摂るべき栄養素は「コレステロール」かもしれない。
うつ病の患者を対象とした精神医学の調査に、次のようなものがある。
この調査では、自殺未遂行為がある患者とない患者に分け、血清コレステロールを比較した。
この調査により、自殺行動を行った患者は、行ったことのない患者より血清総コレステロールが低いことがわかった。
この結果より、血清総コレステロール値が低いと精神の不調が深刻になりやすいと考えられる。
もし落ち込んだり不安な気持ちになることが増えたと感じるなら、栄養不足の可能性を考えてみるのはどうだろうか。
尚、コレステロールは卵、魚卵、イカなどに多く含まれている。(特に卵黄は群を抜いてコレステロールを含んでいる)
また、卵に含まれるタンパク質は、幸せホルモンと言われる「セロトニン」の原料にもなる。タンパク質も精神の安定に重要な栄養素のため、積極的に摂ると良いだろう。
タンパク質は肉・魚・大豆製品などに多く含まれている。
いずれの栄養素も、自分が必要量を摂れているかチェックしてみるのがおすすめだ。