世の中には「健康」になるための食品やレシピがあふれている。
では、何をどのように食べることが一番健康にいいのだろうか。
食事と変えると寿命が延びる?
近年、オンライン計算機『Food 4 HealthyLife』を使った新しい研究では、寿命に対する食事の効果を見積もることができるようになった。
この計算機では、計算する対象者の年齢と食べる食品の割合を入力することで、期待される平均余命を算出する。
例えば、20歳から標準的な西洋食→最適な食事に切り替えることで、女性の平均寿命は約10.7年、男性は13年伸びる可能性があると、研究者たちは述べている。
また、60歳で標準的な食事から最適な食事に変更すると、女性でおよそ8年、男性では8.8年 、期待される余命が延びる計算となった。
また、80歳から食事を最適化した場合でも、計算上では3.4年余命は長くなるという。
食習慣を変えるのに、遅すぎることはないのだ。
食事をどう変える?
まず、赤身の肉類や加工食品を減らし、自然由来の未加工食品を意識的に摂るのが良いという。
例えば、肉などから動物性タンパク質を多く取っている人は、大豆製品・魚(良い脂質を持つ魚)へシフトチェンジするのがおすすめだ。
また、油は「不飽和油」に切り替えることが勧められている。
エキストラバージンオリーブオイルなどがその例だ。
また、現代の欧米等された食習慣は、豆類、全粒穀物、ナッツ類の摂取量を増やすことで変えられるという。
様々な健康法が流行している現在、まずはこのあと食べる「食事」の見直しから始めてみてはいかがだろうか。