日本人は低すぎる⁉自分で自己肯定感をUPさせる方法

国の調査でも、他国に比べて日本人は自己肯定感が低いという。
ある説では、災害が非常に多い中、自己を主張するよりも自分を抑えて周りと協力した方が生き延びられる環境であったことが、日本人の「自分を抑える」ひいては「控えめさ」「腰の低さ」といったパーソナリティを生み出しているとも言われている。

確かに謙虚であることは周囲との関係づくりや自分を向上させるために必要な要素だ。
しかしそれが行き過ぎると、自身を過小評価し、自尊心の低さにもつながってしまう。
そしてそれらのネガティブ思考は精神衛生にも悪く、仕事や勉強・人間関係にも悪影響を及ぼしかねない。

心を守り、よりよい生活を送るためにも、「自尊心」「自己肯定感」を育てることは重要だ。

「繊細さん」などとも言われるHSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)という言葉を知っている人も多いだろう。
この性質の提唱者であるアメリカの心理学者エイレン・アーロン(Elaine Aron)は、「自己肯定感は自分の力で育て・得ることができる」と述べた。

自分で自尊心を育てる方法

自己肯定感を得るには、ランキング(Ranking)とリンキング(Linking)が大切だという。

ランキングとは、「共同体の中での自分のランク付け」だ。
人は日々の社会生活で常に互いを比較している。

自分はレベルが低く、高い場所を目指すべきであるという意識がここにはある。
自身を向上し目標を達成させるためには必要な意識だが、同時に「今の、そのままの自分には価値がない」「〇〇と比べると、自分はダメだ」とネガティブに感じてしまう要因でもある。

そこで大切なのがリンキングだ。
これは思いやりや愛をもって他人とつながることを指す。
人は共同体の中で生きる生き物だ。
誰かを思い思われ、そして誰かの役に立つことで自分の価値を見出す。

このバランスをとるためには「私を心地よくしてくれる人、不愉快にする人リスト」を作ることも有効とのことだ。
心地よくしてくれる人は、まさに「リンキング」の相手。あなたが安心感・さらには自己肯定感を得るために大切な人だと言える。
一方で不愉快にする人は、あなたが「自分がぞんざいに扱われている」「自分が低く見られている」と感じてしまう相手ということだ。
メンタルにとって人間関係は最も関係する要素と言える。リスト化すれば、どの人と関われば良いか、優先度が自然と見えてくるはずだ。

より心を安定させ、充実した生活を送るためにも日々「自己肯定感」を育てる意識をすることが大切だ。

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