「慢性炎症」は様々な病気を引き起こす?炎症の仕組みと慢性炎症を防ぐ方法

鼻炎、皮膚炎、肌荒れなど、「炎症」は日々私たちの体で起こっている。

人の体には「炎症」という機能がある。
これは体内に入ったり体内で生じたりした異物から身体を守るために重要な免疫機能だ。
そして異物を除去すれば、炎症は鎮まるのが普通である。

ところが、炎症が次の炎症を引き起こして慢性化する「慢性炎症」が問題となっている。
慢性炎症は体の組織の機能を低下させ、心筋梗塞・がん・脳血管疾患(脳出血や脳梗塞)などの要因となりうるという。

しかしながら、慢性炎症の正体はまだ明確になっておらず、治療薬があるわけでもない。
そのため、一番有効なのはやはり「食事」「運動」「睡眠」といった生活習慣の見直しだ。
また、ストレスを感じると、体内では免疫機能が抑制され炎症の慢性化につながる。
ストレス軽減を意識するのも大事なポイントだろう。

中でも今回は、抗炎症効果が期待できる栄養素と食べ物について紹介しよう。

抗炎症作用のある栄養素とは?

①ビタミン

ビタミンC、A、E、K等は抗炎症・抗酸化物質のため、是非積極的に摂っていこう。
ブロッコリー、ケール、アボカドなどに含まれる。

②一価不飽和脂肪酸

この栄養素には、体内の炎症を減少させる効果がある。
ナッツ類やアボカドに多く含まれている。

③ポリフェノール

抗酸化物質であり、炎症反応を中和する働きを持つ。
ブルーベリー、ラズベリーなど、ベリー系のフルーツに含まれている。

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①〜③のいずれか1つを、まずは取り入れてみるのがおすすめだ。

より長く自分の体と付き合っていくためにも、まずは食生活から、炎症を抑える工夫をしてみるのはいかがだろうか。

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