電子タバコ利用者は気を付けて!ーコロナ罹患時の自覚症状が重くなりやすい⁉

電子タバコを利用されている人には、気を付けていただきたい研究が発表されました。

そもそも電子タバコとは、香料などを含む溶液を電気的に加熱し、発生させた上記を吸入する製品です。日本ではニコチンを含むものは現在時点で販売はされていませんが、発がん性物質を発生させるものもあるそうで健康に悪影響があるといいます。

そんな電子タバコですが、米のDavid Mcfadden氏らによる研究では2020年3月1日~2021年2月28日に1クリニックで治療されたコロナ患者14,368人の医療記録をもとに検証を進めました。
対象者は18歳以上の成人患者で、年齢・性別・人種が一致する電子タバコ利用者と非利用者を集計し、自覚症状を訴える人の比率を調査しました。

その結果、電子タバコ利用者がコロナウイルスに感染した場合、非利用者よりも味覚・嗅覚障害、胸痛、頭痛、筋肉痛、悪寒、吐気、下痢などの症状が多くみられ、従来型のタバコも含めた解析では、救急外来の受診頻度も高かったというのです。
別の研究者によると、電子タバコは肺に炎症を引き起こし、その炎症は多くの感染症の温床となるのだとか。続けて、また一つ新たに、電子タバコや従来型タバコをやめるべき理由と始めてはいけない理由が加わったと述べています。

タバコを断つ事は中々難しいですが、これを機会に禁煙を始めてみてはいかがでしょうか。

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