花ノン先生に聞いた!医師が患者と向き合う姿勢

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病院で診察を受けるとき、緊張したり不安に感じる方は少なくないはずです。
また、病院のスタッフ、ドクターの雰囲気や対応が気になってしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、「診察」という場での姿勢について、花ノン先生にお話を伺いました!

花ノン Twitter 医師 アイコン

花ノン先生

医師
医療や自身の子育てに関するつぶやき・コメントを発信。
医師として、母としての心に響く言葉が人気を博している。

―――ご自身が患者側として得られたご経験から、先生が思われる「医師が保つべき姿勢・態度」について、お聞かせいただけますと幸いです。

花ノン先生:

病院へ受診する方は、そこまでの段階で相当悩んで、苦しんで、なんとかして欲しい、と期待してくる方が多いと思います。

新患で初めてお会いする方は特に、とても緊張しているはずです。つまり苦痛と不安と緊張を抱えてくるわけです。なので、医師はまず安心してもらえるような声がけと態度が必要と考えます。
(東京MERの北見先生が「医師の北見です!もう大丈夫ですよー」のあの包容力に憧れます)

なので、第一に
「はじめまして」とできれば身体を向けて目を合わせて、「どうされましたか?」ということを気をつけています。

医師と患者という立場で
患部を診る、だけではなく
この方が「何に困っているか」
「どんな気持ちでいるか」
「何を望んでここにきたか」
をくみ取れるようにしたいと思っています。なので、多分私の診察は質問がしつこいです(笑)

最後にもう一言、「他に何か聞いておきたいことありませんか?」と添えるようにもしています。
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―――診察に抵抗を感じていたり、苦手という患者の皆さんは少なくありません。ぜひ先生から、患者の皆さんへメッセージをいただけますと幸いです。

花ノン先生:

診察に抵抗を感じたり、
病院が苦手という方は多いと思います。
自分自身の苦痛や不安、
患者さんが受診するときは

「痛い、苦しい、痒い」
「自分は悪い病気じゃないだろうか」
「死ぬかもしれない」
「どんな検査をされるだろう」
「痛いのはいやだ」

先の見えない不安によるものが多いと思います。
一方的に話を終わらせたり、
何か質問すると怒り出す、という医師がいるのも否定はできません。
でも、不安に思ってることを話してもらうのは医師にとってもありがたいです。診察室で緊張していうことを忘れちゃう、とか順序立てて話すのが苦手な人はメモをしておいて、メモを見せてもらうのもこちらはとても助かります。

逆に不信感をあらわにして喧嘩越しの表情をされるとこちらも身構えますし、信頼してもらってるな、と思うことでこちらの情報をより多く素直に伝えようとも思うようになります。

人間同士ですからやはりそこにはお互いの信頼関係が必要なんですよね、きっと。
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―――先生はご自身の子育てや医療情報について、日々多くの人を魅了される発信をされています。発信の際に意識されていることがございましたら、ぜひお聞かせいただけますと幸いです。

花ノン先生:

これはもう、自分の思うがまま、心の声を呟いているのでお恥ずかしい内容も多々あるのですが、
Twitter初心者の頃、同じような気持ちや同じような境遇の人の呟きをみると、そうそうそれそれ!と共感してもらってるようで安心したことがたくさんありました。なので今、多くの方にフォローしていただいて、
自分の経験から感じたことを素直に口にしたり、愚痴ったりすることで
どこかでほっとしたり、心強く思ったり、またほっこりしてくれたらいいなって思っています。
逆に誰かが見て、傷つくような話はしてないかな、と気をつけるようにしています。それでも時に炎上したりして、あぁ、こういう考え方もあるのか、と勉強させてもらっています。

医療情報や論文内容など学術的な話は専門の方にお任せして、そんなゆるーい日常をこれからも呟いていけたらいいなと思っています。
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―――花ノン先生、本当にありがとうございました!

診察は、医師と患者が健康状態について確認し合う重要な場。
そして花ノン先生のアドバイスにもあったように、うまく症状を伝えるのが難しい場合は、患者側で準備できることもあります。
双方の協力により、より確かな治療の機会が生まれるのです。

先生は他にも、医師としてのつぶやきやご家族についてのコバナシなど、幅広いトピックについて発信されています。
花ノン先生の心に響く投稿の数々、ぜひチェックください!

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