「死にたい理由展」― 誰かの“苦しみ”を見つめ、理解するために

― 自死を考えた人の「なぜ」を伝える、心の対話型展示 ―

■ 展示概要

「死にたい理由展」は、自殺を考えた人がなぜその選択を思い描いたのか――
その“理由”を静かに見つめる展示です。

展示では、実際の患者さんが語った言葉をもとに構成されたパネルが並びます。
「誰にも頼れなかった」「存在してはいけないと思った」「生きる意味がわからなかった」など、
それぞれの背景には、他人には見えない痛みと孤独があります。

「死にたい」という言葉の裏には、
“生きたいけれど、どう生きていいかわからない”という叫びが隠れています。
この展示は、そうした声に耳を傾け、理解しようとするための場所です。

同会場同時開催「うつ病の世界展」と連なる「死にたい理由展」は、その先にある精神の崩壊までを表現している

■ メッセージ

自殺を考える理由は、人によってまったく違います。
誰かにとっては何でもないことが、別の誰かには耐え難い傷になる。
私たちはその“差”を、決して軽んじてはいけません。

「死にたい理由展」は、“共感”や“慰め”を与えるための展示ではありません。
「理解する」ことそのものを考える展示です。
来場者が他人の痛みに触れたとき、
「もしあの人がこんな気持ちだったなら」と思える社会の一歩を願っています。
(監修:ゆうメンタルクリニック)

■ 開催情報

イベント名:第二回東京こころフェス
展示名:死にたい理由展(上記イベント会場内にて展示)
日程: 11月22日(土)~23日(日)
場所:浅草橋ヒューリックホール(〒111-0053 東京都台東区浅草橋1丁目22−16)
価格: 入場無料・入退場自由(要チケット申込)
詳細・お申込みhttps://556fes.com/

最新情報をチェックしよう!