ゲーム依存症になりにくいゲームがある!?「そんなメリットがあったなんて」

長時間のゲームプレイが生活に支障をきたす「ゲーム依存症」は、子どもから大人まで誰にでも起こりうる現代特有の問題のひとつ。
そんなゲーム依存症だが、防ぐことはできるのだろうか。
ゆうメンタルクリニック総院長、精神科医のゆうきゆう医師に話を聞いた。

ゆうき医師によると、ゲーム依存症を防ぐための根本的な方法はまず「やらないこと」。
これはアルコール依存症やニコチン依存症と同様に、最初から接触しなければ依存のリスクを完全に回避できるという原理に基づいている。

しかし現実には、ゲームをまったくやったことがない人は非常に稀であり、多くの人が何らかのゲームをプレイしたことがあるだろう。

そんな現代で推奨されるのは「電源を切ってしまう」という物理的な対策だとゆうき医師は話す。
これにより誘惑に負ける機会と総プレイ時間を減少させることができる。

次に重要なのは、新たにゲームを選ぶ際に「ストーリーのあるゲーム」を選択すること。
明確な始まりと終わりがある物語性の強いゲームは、制作上の制約から必然的に「終わり」が存在するため、過度なのめり込みを防ぐ効果があるのだとか。

反対に避けるべきなのは、物語性が少なくエンドレスに続くゲームである。
具体例として「パズドラ」や「スプラトゥーン」などが挙げられる。これらは終わりがなく、常に新しい課題が生成されるため依存性が高くなる。
一方、「逆転裁判」や「ダンガンロンパ」のような明確なストーリーを持つゲームは、クリア後の依存度が低くなる傾向にあるという。

また「複数でプレイするゲーム」は人間関係が構築され会話も生まれるため、抜け出しにくくなり、集団での依存を招く可能性がある。
そのため個人プレイのゲームに絞ってプレイする方がゲーム依存のリスクは少ない。

今後新しくゲームを始める際は、以下の二点を意識して選んでみるといいかもしれない。

①ストーリーがあり、明確な終わりがあるゲーム
②複数ではなく、個人でプレイするゲーム

ただ、これらの条件を満たすゲームを選んでも依存のリスクを完全になくすことは難しい。
他の趣味や勉強、仕事などと並行し「特定の課題を終えたらゲームができる」という報酬システムを導入することが効果的だとゆうき医師は話す。

【ネットの反応】

・ストーリー重視のゲームにそんなメリットがあったなんて

・マルチプレイの中毒性は本当に厄介だと思う。人間関係のストレスもあるし。

・「最初からやらない」は現実的に無理すぎる、もう遅いw

・小中学生の親は特に知っておくべき内容かもしれません

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