五月病と思っていた…実はそれ「うつ病」!?「学校や会社もこういう時期に配慮してほしい」

新年度の疲れや環境の変化から、気分が落ち込んだり、やる気が出なかったりする「五月病」。
放置すると本格的な不調に発展することもある。この季節特有の心の不調について、ゆうメンタルクリニック総院長、精神科医のゆうきゆう医師に話を聞いた。

ゆうきゆう医師によると、5月になると精神科を訪れる新規患者数が顕著に増加する傾向にあるという。
4月と比較して5月は非常に患者数が多く、年間を通じてもかなり多い時期に分類されるとのこと。

五月病について、「よく使われるが、実際に精神医学で『五月病』が病名として定義されているわけではない」とゆうき医師は指摘する。
診察の結果、多くの患者が「うつ病」に分類されるため「五月病というより、五月になるとうつの患者が増えると表現する方が正確だ」と話す。

この時期の患者数増加の理由として、ゆうき医師は複数の要因を挙げている。
まず、4月に多くの人が経験する環境変化(新学期や新職場など)で膨れ上がった緊張感が5月になって緩む一方で、変化によるストレスは継続するという点。
また、新生活への期待と現実とのギャップによる落胆も要因の一つとされる。

さらに、5月特有の気候変化も関係しているという。
「五月は暑くなり始めの時期で気温変化が急激。暑くなり始めたり寒くなり始めたりすると、精神疾患の数も増えるとされている」とゆうき医師は説明している。

もし調子を崩していると感じるなら、まずは「五月のせい」「今の時期だけ」と捉え気持ちを楽にして過ごすことを推奨している。
最も重要なのは「抱え込みすぎないようにすること」とのこと。
ただそれでもつらい場合は、迷わずメンタルクリニックを受診してほしい。

【ネットの反応】

・新生活の疲れが出るのがちょうど今なんだよな

・学校や会社もこういう時期に配慮してほしい

・気分が落ち込むの、私だけじゃないんだと知って安心しました。

・「五月のせい」って思うだけで楽になるなら困っていません

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