外科医の山本健人氏は、転居で医療機関を変更する際、事前の準備が不可欠だと指摘する。
紹介状(診療情報提供書)なしに新しい病院を受診すると、適切な医療を受けられない可能性があるため注意が必要だ。
紹介状には、既往歴、症状、治療内容、効果、検査結果などが詳細に記載され、新旧の医師間の情報格差を埋める重要な役割を果たす。
これは、患者の治療を円滑に進めるための「申し送り資料」と言える。
転居先の医療機関選びは、これまでかかっていた医師に委ねるのが望ましい。
医師は、専門性、連携病院、通院頻度、自宅からの距離などを考慮し、患者に最適な医師を紹介する。
一方、紹介状なしに自力で医療機関を変えると、新しい医師は患者の言葉のみで経過を把握することになり、正確な情報伝達は困難である。
その結果、不要な検査を受けたり、効果のない治療を繰り返したりするなど、診療が遠回りになる可能性がある。
医療機関の変更は、医師に相談し、適切な手続きを踏むことが推奨される。
【ネットの反応】
・紹介状がないと、また一から説明しないといけないのか
・紹介状、忘れずに頼まなきゃ
・ 引っ越する前に、まずかかりつけ医に相談しよう
・次の先生にちゃんと伝わるか心配だな
元記事はこちら:https://medical.jiji.com/topics/3819