福島県立医科大学の前島准教授は、砂糖の過剰摂取が肥満や糖尿病だけでなく、心臓病、うつ病、がん、炎症性疾患など、様々な健康リスクを引き起こす可能性を指摘する。
砂糖などの糖質はエネルギー源として必要だが、過剰摂取は依存性を生み、脳が快感を覚えてさらに欲するようになる。
一般的な砂糖であるショ糖は二糖類であり、多糖類(米など)に比べて血糖値が上がりやすい。
成人の糖質摂取量の目安は、活動量によって約200~300グラム弱だが、これを超える習慣的な摂取は過剰となる。
前島准教授は、500mlの炭酸飲料に約14個、ラーメン1杯に約18個分の角砂糖が含まれる例を挙げ、砂糖の多い食品の常習的な摂取に警鐘を鳴らす。
また、過度なダイエットは拒食症のリスクもあるため禁物であり、脳に気付かれない程度の緩やかな減量が重要だと説く。
対策として、砂糖を多く含む食品を買い置きせず、代わりにナッツ類やチキン、野菜スープなどを間食に推奨。
バランスの取れた食事をきちんと摂ることで、適正な体形を目指せるとしている。
【ネットの反応】
・子供の砂糖摂取量も気を付けてあげたいです
・甘いもの中毒に気を付けて健康的な食生活を
・知らず知らずのうちに砂糖を摂りすぎているかも
・炭酸飲料やスイーツの砂糖量に驚きました
元記事はこちら:https://medical.jiji.com/topics/3728