日本人の三大死因の一つであるがん。男性が生涯でがんに罹患する割合は2人に1人とされる。
多くのがんは早期発見と治療により完治の可能性が高まっているが、がんの種類によって進行速度や検査法は異なる。
日本人男性で最も多いがんは前立腺がんである。
2017年には年間罹患数が男性がんの第1位となり、以降もその傾向は続いている。
しかし、死亡原因としては男性で第7位であり、5年生存率は他のがんと比較して高い。病期別の5年生存率も、Ⅰ~Ⅲ期ではほぼ100%と報告されている。
前立腺がんの治療には、男性ホルモンの働きを抑えるホルモン療法が用いられる。これにより、がんの進行を一定期間抑制することが可能である。
近年では、より強力な新規ホルモン療法や抗がん剤治療も進歩している。
しかし、これらの薬物療法はがんを根治させることはできず、徐々に効果が減弱し進行する。
特に前立腺がんは骨、特に背骨に転移しやすく、その場合、激しい痛みや歩行困難、感覚麻痺などの症状を引き起こす可能性がある。
前立腺がんの生存率が高いとはいえ、生存期間だけでなく、痛みや生活の質(QOL)も重要な評価指標となるべきである。
【ネットの反応】
・検診行ってみようかな
・もっと知りたいなあ
・骨に転移すると、本当に辛そうだな…他人事じゃない
・生存率が高いとはいえ、やっぱり怖い病気だよね
元記事はこちら:https://medical.jiji.com/column5/298