一般社団法人「関東交通犯罪遺族の会」(通称・あいの会)は、「ぼくのおかあさんはおつきさまにいる―ひとりじゃないよ―」という本を作成、東京都豊島区の同区役所に1000冊を寄贈した。
交通事故などで親を亡くした子どもたちが悲しみを打ち明けにくい現実を描き、社会で見守る大切さを訴えている。
絵本の主人公は、交通事故で母親を亡くした男の子。悲しむ父親の前で本音を言えずにいると、月からうさぎが現れ、同じ境遇の子どもがいる場所に連れて行ってくれる。最後は、男の子の心の負担が軽くなるというストーリー。
悲嘆にくれる人を支援する「グリーフケア」の重要性にも触れている。
絵本を読んだ高際みゆき区長は「大人が思っている以上に、子どもたちはいろんなことを考えている。一人でも多くの子どもに読んでもらえるようにしたい」と話した。
【ネットの反応】
・親を失った子供達のやり場のない悲しみや苦しみに対して、私たちはまだまだ理解が不足していると思います。
・自分の辛い経験からここまでの活動に持って行けるのが本当にすごいと思います。
・ハンドルを握るという事の責任の重さを一人一人が自覚すべき
・子どものグリーフケアはあまり話題に上がらないけど重要な問題ですね
元記事はこちら:https://mainichi.jp/articles/20241020/k00/00m/040/076000c