「下町ロケット」のモデル、成長に応じて伸びる「血管修復パッチ」が全国で発売
・福井市の繊維メーカー「福井 経編 興業」と、大阪医科薬科大、大手繊維メーカー・帝人が共同で、生まれつき心臓の壁に穴が開いたり血管が狭まったりする「先天性心疾患」の新生児や幼児の治療に使う心・血管修復パッチ「シンフォリウム」を開発した。帝人のグループ会社が12日から全国の医療機関に販売する。
・シンフォリウムは、体内に吸収される糸(吸収性糸)と吸収されない糸(非吸収性糸)を一緒に編み込み、ゼラチンの膜で覆ったシート状の製品。心臓や血管に用いると、ゼラチン膜と吸収性糸が徐々に溶けて細胞組織に置き換わるとともに、非吸収性糸の編み目の一部がほどけ、すべての方向に最大2倍に広がる仕組み。
・開発を主導した大阪医科薬科大の根本教授は「体力の少ない子どもにとって、手術の数を減らせる意義は大きい。患者の命に関わる医療機器の開発に、覚悟を持って手を貸してくれた福井経編には感謝している。実績を重ねて信頼をつかみ、世界中で選ばれるパッチになってほしい」と語る。
【記事を読んだ人のコメント】
・再手術が不要とのこと、本当に有難い。医療の進歩素晴らしい!!
・名前がええんよ「シンフォリウム」
・これは凄い、、、下町ロケット読んだ方、観てた方なら感動共有できるかと
・成長とともに伸びるパッチは画期的で、根本先生や企業の方々の熱意や努力、日本企業の技術力に感動しました
元記事はこちら:https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240611-OYT1T50133/