幻のエメラルドエビとの再会!その美しさに22.6万いいね!

  • 2022年4月18日
  • 2024年4月19日
  • 驚き

maru(@tuna_suma)さんが磯で発見した小エビちゃんの美しさに、多くのメディアが殺到するほどに話題を集めています!

この小エビちゃん、本名を「アシナガモエビモドキ」と言うそうです。
萌なのか もどきなのか エビなのか?しかしてその実体は?

ネットの反応

・おめでとうございます!その場所ではアシナガモエビもコシマガリエビも真緑。アマモ場の海藻地帯だからかもしれませんね。
・エメラルドエビ「また会えたな少年….」
・アメリカザリガニが鯖を食べて青色になるのと同じ原理かな?
・いいエビデンスが取れましたね😳
・かき氷のシロップで育ったんやろこいつ
・写真を見ても信じがたいwメロンソーダみたい…(๑꒪▿꒪)
・僕のスタンドやんか

インタビュー

―――美しい幻のエビが話題を呼んだ今回の投稿ですが、エメラルドエビと再会を果たした、そのいきさつについてお聞かせください。

maruさん:
小学3年生の頃、臨海学校のような、磯に行って生き物と直接触れ合う遠足がありました。
魚や綺麗な生き物など、いわゆる「かっこいい」生き物を見つけるとみんなのヒーローになれるので、躍起になって生き物を探していたところ、潮溜まりにとっても綺麗なエメラルド色のエビがいるのを見つけました。これは絶対捕まえるぞと意気込んだのですが、残念ながらエメラルドエビは深みに逃げていき、採集することは叶いませんでした。
このことを先生や同級生に話しましたが、誰も信じてくれず、しまいには友達から嘘つき呼ばわりされてしまい、結局エメラルドエビは記憶の彼方へ消えていきました。
そのことが理由かは分かりませんが、その後海洋生物に興味を持った私は海洋系の大学(東京海洋大学)に進学しました。
大学進学から3年ほどの月日が経ち、先日久しぶりに高校時代の友人と会い、私の希望で三浦半島のとある磯へ磯遊びに連れて行くことになりました。
当日は、友人と金魚網を持ち、童心に帰って潮溜まりの生き物を探していました。ある小さな潮溜まりに来たとき、私の影に驚いて大きめの魚がヒジキの茂みに隠れるのが見えました。これはしめたと思い、そっとヒジキをめくるとそこにはコモンイトギンポという魚と、色とりどりのエビが隠れていました。そして、その中にはあの懐かしきエメラルドエビもいたのです。
小学生の頃の記憶が蘇った私は、魚そっちのけでエビを捕まえ、観察してみました。
小学生の当時の私は生き物の観察力が養われておらず、記憶を辿って図鑑で探しても、一向に何のエビだか検討も付きませんでしたが、大学生になって改めて観察してみると、頭部の形状と模様からアシナガモエビモドキ Heptacarpus futilirostris というモエビ科のエビであることがすぐに分かりました。
腹部の色は本当にエメラルドのような艶のある深い緑色で、友人もその美しさに感動していました。
アシナガモエビモドキの他にも、3色のイダテンカジカの赤ちゃんを発見できるなど、色々な生き物に出会えたので、結果として大満足の磯遊びとなりました。
以上がエメラルドエビとの再会の経緯です。

―――様々な生き物や作品の発信をされていますが、投稿される際に意識されていることはありますか?

maruさん:
世の中には、美しく魅力的なのにも関わらず、認知されていない生き物が沢山いるので、それを一人でも多くの方に知ってもらいたいと
思って投稿しています。
特に、近年では子供の自然離れをよく耳にするので、僕の投稿をきっかけに身近な自然に足を運ぼうと思う子供が増えてくれるととても嬉しいです!

まとめ

にわかに信じがたいその美しさ、ツイッター上でも驚きの声が相次いでいました。

小さい頃のアシナガモエビモドキとの出会いが、海洋生物学への道を照らしたこと。
さらにそこから長い時を経て再会し、幻の存在を証明できたということ。

maru(@tuna_suma)さんとアシナガモエビモドキのストーリーに、ロマンを感じずには居られませんね!

maru(@tuna_suma)さんは他にも沢山の海洋生物に関する綺麗なツイートをされています。興味のある方はそちらもぜひチェックしてみてくださいね。
もっと海洋生物に興味が深まること間違いありません。

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