冬場になるとこたつやホットカーペット、床暖房などを利用する人も多いだろう。
この季節に気をつけたいケガの一つに、低温やけどがある。
これはやけどの一種だが、やけどをしていることに気づきにくく、重症化しやすいため注意が必要だ。
低温やけどの原因とは?
原因となるのはいずれも冬場に活躍するものばかりだ。
以下のようなアイテムに長時間皮膚が接触することで、低温やけどが起こる。
湯たんぽ
電気毛布
ホットカーペット
カイロ
こたつ
やけどは、ダメージを受けた皮膚の深さによって、次のように分類される。
1度熱傷: 皮膚の表面「表皮」
2度熱傷: 表皮+内側にある真皮
3度熱傷: 皮膚の全ての層+皮下組織
低温やけどは皮膚の奥深くにダメージを負うため、通常のやけどよりも完治に時間がかかる。
また、手術などが必要になるケースもある。
すぐにできる対処法
低温やけどに気づいたときには、まず水道水で冷やそう。
ポイントは「流水」を使うこと。
時間は15〜20分程度が目安だ。
また、水ぶくれができた場合はそのままにしよう。
つぶさないことで雑菌が入るのを防ぎ、ケガの重症化を防ぐことにつながる。
また、塗り薬なども自己判断で使うするのではなく、医師の指示を仰ごう。
ただのやけど、と軽く考えず、適切な対応をすることが大切だ。