水をたくさん飲むことは健康やダイエットにも良い、と言われている。
しかし、どのくらいの人がより体に良い飲み方を実践しているだろうか。
どのくらい飲めばいい?
人体の50~80%は水でできている。
そして体内の水分は、尿・便・汗・呼吸によって日々2リットル近く失われている。
よって、水分を取らないでいると体が水を蓄えようとし、むくんでしまうことがある。
むくみは水分の摂りすぎだけで起こるわけではないのだ。
体内の水を循環させ、体の機能を正常に保つためにも、水分補給を意識的に行うことは大切だ。
1日に必要な水分摂取量は、成人で2.2~2.5リットルと言われている。
と言っても、絶対2リットル水を飲まなくてはならないわけではない。
食事からは約1リットルの水分を摂取できるため、
飲まなくてはならないのは約1~1.5リットル程度だろう。
何を、どのタイミングで飲んだらいい?
コーヒー・ジュース・お茶・清涼飲料水・酒などは他の成分が溶け込んでいるため、「水分」にカウントできない。
水分補給には水道水・ミネラルウォーター・白湯などを用いよう。
また、人体が一度に吸収できる水分は200ミリリットル程度だ。
そのため、1日に1.5リットル飲まなくてはと、慌てて一気飲みしても、その多くが尿として排出され、意味がない。
大切なのは1日を通して「こまめに飲む」こと。
そしてその合計が1〜1.5リットルであることが望ましい。
特に以下のタイミングでコップ1杯程度の水を飲むのが良いとされている。
(1)起床後・就寝前
(2)食前
(3)入浴前後
(4)運動前後
身近にあり、誰もがごく普通に飲んでいる水。
正しい量とタイミングで、体の水を循環させていこう。