オーストリアでは20日、18歳以上に新型コロナワクチン接種を義務付ける法案が可決された。
これまでもイギリス、フランス、ギリシャ、イタリアなどでも医療従事者等特定のグループへのワクチン接種の義務化は行われていた。
しかし、若い世代を含めた義務化は今回のオーストリアの例が欧州内で初めてとみられる。
現在、オーストリアのワクチン接種率は7割以上となっている。
法案は2月初旬に施行される見通しだ。
3月15日までは猶予期間とされるが、その後は未接種が発覚次第、最大€3600(約46万円)の罰金が科されるとのことだ。
尚、医学的な理由で接種できない場合などに限り、接種の免除が適応される。
ワクチン接種の義務化には人権問題等も関わってくるため、実施は複雑化している。
今回のオーストリアの対応に注目が集まる。