“継続的断食”は減量等に効果的⁉ー米イリノイ大学らが報告

皆さんは「継続的断食(ファスティング)」という言葉をご存知ですか?
継続的断食とは、食べ物を摂取できる時間帯を決めて行う食事法のことで、食事以外の時間帯には、水、コーヒー、特定のお茶(緑茶やハーブティー等)などの無糖飲料を口にできます。

スタイルは様々あり、16:8(16時間は断食し、8時間のは食事できる時間帯)などの「時間制限食」や5:2(週のうち5日間は通常の食事で、残りの2日間はカロリー摂取量を25%程度減らす。)などの「隔日断食」があり、その気軽さから近年人気になっています。

そこで研究者らは、それら断食が有効かどうかを2021年1月までに公開されている論文の中から、継続断食が有効であると成人を対象に検討した11件の総合解析を抽出し検証を行いました。

検討の結果、すべてのタイプで減量などの改善傾向が見られましたが、有意であるのは5:2ダイエットなどの隔日断食のみ認められたと言います。

今回の研究では減量などの一次的な効果は示されたものの、継続することで生活習慣病予防になるのか、もしくは寿命が延びるのかなどの踏み込んだ研究はできていないため、今後に期待されます。

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