カフェインは中枢神経に作用し、神経を鎮静させる『アデノシン』の働きを阻害する。それにより神経が興奮することで、眠気が覚めたり、身体のだるさがやわらいだりといった作用が得られる。
飲みやすく中毒性のある味のエナジードリンクなどが開発される一方で、『眠気覚まし』などを目的に毎日のようにエナジードリンクやカフェイン飲料を飲み続けることで身体的な『依存状態』に陥ることは考えられるという。
また、カフェイン摂取をやめた際に強い頭痛やだるさ、不眠、不安、抑うつといった症状が現れ、それらに耐えかねて再びカフェインを摂取してしまうことも少なくないという。
カフェインを日常的に摂取していて、以前と比べてイライラしたり、興奮しやすかったりといった傾向がみられたときには、まずは小児科へ相談するのがよい。嘔吐やけいれんといった身体症状がみられるときには救急を受診するよう呼び掛けている。
ゆうメンタルクリニック総院長で、精神科医のゆうきゆう医師は、精神科とカフェイン依存症の関連性について
「カフェイン依存症で受診する患者さんはいません。
カフェインは大量に摂取すると確実に依存症を引き起こす物質と言えますが、少量ではそこまで問題のある症状がないため、受診をしづらいと考えます。」
と話す。
カフェイン依存はどう判別したらいいのか。それに対してゆうき医師はこうも答える。
「カフェインの摂取により頭痛や吐き気、また集中力の低下などが起きている場合は要注意です。
特に「集中力のため」という名目でコーヒーを多量に飲んでいたり、またはカフェイン錠剤を飲んでいたりするなら依存症になっていると言えるでしょう。」
【ネットの反応】
・小学5年生の子が飲んで、その後足の震えが止まらなくなったそうです。
・カフェインは自分の元気を前借りしているだけ
・しょーもないと思うかもしれないけど、食べる寝るが一番大事なのよ。
・学校前で企業が配るのやめて欲しい
元記事はこちら:https://news.yahoo.co.jp/articles/896d2710c2aa484b92cba4eb5db749f6ef6540db