あなたは食物アレルギーを持っていたり、身近な人でアレルギーを持っている人はいたりしますか?
そしてどのくらい、アレルギーと食事制限について知っているのでしょうか…。
☆鹿☆(しか)(@yuko_ivy)さんの投げかけた言葉がいま、話題を呼んでいます。
https://twitter.com/yuko_ivy/status/1471293115885846529
ヴィーガンとは?
ベジタリアンというのは肉や魚といった動物を食べない「菜食主義者」を指します。
ヴィーガンは、それをさらに徹底し、肉や魚だけでなく、卵・乳製品・はちみつなど「動物由来の食材」を一切食べない、「完全菜食主義者」です。
「動物から搾取するような行為を行わない」というのがこの主義の特徴です。
海外では有名人が取り入れていたりと注目されており、レストランやスーパーにもヴィーガンメニューが浸透していたりと広がりを見せています。そして今、日本でも少しずつ広まってきています。
本当に「みんなが食べられる」?
肉・魚・その他の動物製品を使わない「ヴィーガン料理」は、特定の肉を食べることが禁止されている宗教の人も安心して食べられる料理です。そのため「より多くの人が楽しめる」料理と言える部分もあります。
しかし、今回 ☆鹿☆(しか) さんが注意を投げかけたように、ナッツや大豆・小麦・フルーツといった植物は普通に使われています。
そのため気を付けないといけないのは、「みんなが食べられる」わけではないということ。植物系の食べものに「アレルギー」を持っている人は、食べられないヴィーガン料理ももちろんあるのです。
ネットでの反応は?
・まるっと同意します。
・アレルギーはどこに潜んでいるか分からなくて怖いです。野菜なら安全なんてことはありません。
・同感です。ヴィーガンは思想・アレルギーは病気です。
・ただでさえ食物アレルギーで食べられる物が限定されるのにやれヴィーガン食だとかされたら食べられる物さらに減っちゃうのだ。
・アレルギーを持ってないけれど、持ってる友達はいっぱいいて苦労を知ってるから、
この意見には本当に同意できます。動物愛護を否定する事は無いけど、論点が違う。
・子供が野菜を残して叱られるという話も聞くのですが、アレルギーを考慮せずに、
「食べない=悪」と考える親の方がいると考えるととても怖いと感じました・・・
それぐらい考えさせられるで深い話だとおもいます!
・植物性アレルゲンとか多そうですね。
・ヴィーガン給食よりもまずはアレルギー持ちの子ども達にも給食を提供する設備を整えて欲しいものです。
といったコメントが寄せられ、食事に対しての考え方について意見が交わされました。
インタビュー
投稿者である、 ☆鹿☆(しか)(@yuko_ivy)さん 。
今回我々のインタビューに快く応じていただきました。
――ヴィーガン料理=みんなが食べられる、と考えるのは要注意ということですね…!お子さんの食事に関して、どんなときに大変だなと感じられましたか?
☆鹿☆(しか) さん:
外で気軽に外食できないことが1番大変だな、と感じます。
アレルギー表示のメニューがあるチェーン店などを利用することは出来ても、個人店や屋台のようなお店は何が入っているか分からず食べさせてあげられないことがほとんどです。
あとは乳アレルギーというと、牛乳、バター、チーズを避けたらよいと思われがちなのですが、チョコレート全般や、ハム、ソーセージ等の加工品等もダメなのでなかなか厳しいです。
意外なものにもたくさん入っていますね。
――お子さんの食物アレルギーと付き合っていくために、食事などで日々意識されていることはありますか?
☆鹿☆(しか) さん:
気をつけていることは、食事バランスです。
子どもは小学校低学年なのですか、乳製品がダメなのでどうしてもカルシウムが不足しがちなので、そこを他のもので補うことがとても難しいです。
ご丁寧に答えて頂き誠にありがとうございました。
食物アレルギーを持つ人は決して少なくありません。安心して食べられるか、や栄養バランスをどうやって保つか、は給食だけでなく多くの食事の場・食のサービスが持つ課題と言えるでしょう。