ジロウ(@jiro6663)さんの幾重にも考えさせられるツイートが、話題をよんでいます。
なんだかここ数年お若い方が「言語化できるようになりたい」とよく言うようになって、たぶん流行りみたいなものだと思うんですが、知的欲求の形が「知りたい」ではなく「語れるようになりたい」というアウトプットに向かうのは何かを象徴しているなと思う。
— ジロウ (@jiro6663) April 13, 2022
「映画や絵画・芸術品の感想」「自分の気持ちや思い・やりたいことや将来へのビジョンを言葉に出す表現力」確かに、アウトプットは若者だけでなく、現代社会を取り巻く多くの場面で求められています。
ネットの反応
・知りたいは無料で情報が得られるので、情報をどう取捨選択し解釈したのかというお金でかえないセンス。アウトプットはそれらを個性やお金に変えたいという事なんですかねぇ
・私は今年で36なんだけど、小一の時の国語で「皆さん、あのね」という、クラスの前に出てお題はフリーで語る課題があった。希望者ではなく全員。その課題以来、言語化は義務という強迫観念がある。
・21歳。学校を始めとして「アウトプット」が大事!と言われまくって育ちました。
・スポーツとかだと多いように感じます。特にサッカーなのですが言語化できるとプレーの再現性につながるらしく必要なスキルらしいです。アートでも何故か求められることもあるようです嫌気が差している人が増えています。
・SNSネイティブ世代は共有と共感を大事にするので語れれるようになりたい思いが強いのかもしれませんね。
・抽象的で言語化できていない概念に、名前をつけるとハンドルを付けたかのように扱いやすくなるので、言語化するのは大切なんですよ。
・スマホで常に情報に触れてると自分の中であふれたり、流されるような感覚になるので吐き出したくなるんですよね。アウトプットは息継ぎ。
・「コミュ力」や「言語活動と生きる力」は、その最たるもの。黙ってる奴は無能、という風潮かもしれない。オタクの話したがりや年寄りの問わず語りとは何か違った「強迫観念」のようなものが、チラチラと見受けられる。
インタビュー
今回、ジロウ(@jiro6663)さんが快くインタビューに応じてくださいました。
ーーー自分のことを省みたくなる投稿が、多くの話題を呼んでいますが、ツイートをされたきっかけやいきさつについてお聞かせ下さい。
ジロウ(@jiro6663)さん:
質問箱でさまざまなことを相談されるのですが、最近よく「言語化できるようになりたいが、どうすればいいでしょうか?」という相談を受けるようになったことがきっかけです。
「社会問題やニュースを理解できるようになりたいのだが、何から勉強すればいいでしょうか?」という相談を受けることは昔からありましたが、そのような知識を吸収するインプットではなく、「言語化したい」という自分の何かを発信するアウトプットへ若い人の関心が向いているのかなと思い、ツイートしました。
ーーー執筆や日々の気づき、質問箱への回答など様々な発信をされていますが、投稿される際に意識されているこはありますか?
ジロウ(@jiro6663)さん:
ツイッターは情報収集の場であり発信の場でもありますが、いずれにせよ自分にとっていちばんストレスの少ない形でこの場と関わっていくことを最優先しています。そのほかのことはすべて二の次です。
まとめ
自分自身についても思わずじっくりと見直す機会を頂けた今回のジロウ(@jiro6663)さんのツイート。
アウトプット出来ると何が得なのか?逆に、それは出来ないといけないことなのか?
注目なのは、こちらのツイートが6,716 件のリツイートと473 件の引用ツイートをもって、多くの人の心に響いているということです。
ジロウ(@jiro6663)さん、大変印象深い貴重なツイートを、ありがとうございました!